2007年5月27日(日) : 自転車旅行 東京から沖縄へ

【 旅21日目 高山観光 】

木の顔

そういえば「あいのり」のヤンクミはどうなったのだろうか。気がついたらいなかった。
俺ととみちゃんの間でひそかな疑問となっている。
辻家のみんな、デスノートは面白いですか?

あつあつほかほか まんぷく亭

天気は晴れ。早起きして八時過ぎには出発した。昨日の寝床が公園だったからだ。
朝飯も食べず一路高山繁華街へ。「まんぷく亭」の朝定食を食べるためだ。

「まんぷく亭」は高山の繁華街にある。昨日観光している時に見つけた。
朝定食は400円、しかもごはんと味噌汁がおかわり自由だと言う。俺らはここで朝ごはんをとる事を決めていた。

オープンしているか心配だったが、「まんぷく亭」は朝七時からやっていた。この近辺だと一番早いオープンだろう。
また外の広告を見てみると、おかわり自由はランチのみではないか、と気づいた。
しかし、魚、茶碗蒸し、ごはん、味噌汁、漬物で400円は安いと判断し、その外から見える微妙な店内に足を運んだ。

驚いた事に、四人がけのテーブル三つのうち二つも埋まっていた。キャパ12人のところもう七人も客がいる。しかもこんな朝早くにだ。
客は観光客風でどうやら1グループらしい。とりあえずあまっている席に腰を下ろした。

店内は蛍光灯の明かりで非常に白く明るく、しかもイスが回転する事務用の、ちょうどアスクルかなんかで売っているような事務イスなのだ。
机にはテーブルクロスがひいてあり、食べ物を食べる場所であるという感じはあるが、どう見ても事務所なのである。
朝っぱらから変な事務所に人が九人もつまっている、そんな感じがした。

店員は人のよさそうなおばさん一人だ。入り口の横に強引に取り付けたと見られるカウンターでせかせかと動いている。席についている七人には料理が到着していないようだ。
俺らはごはんのセットを注文し、料理の到着を待った。
店内にはサイモンアンドガーファンクルの「サウンドオブサイレンス」が流れている。

変な形のカウンターの向こうで、おばさんがダッシュで朝定食を用意している。魚を焼いている間ご飯をつぎ味噌汁をつぎ漬物を用意し、慌ただしい。
こーゆーものはある程度のシステムがありその流れに沿って用意をするものだが、その様な空気は全くなく、とにかくおばさんのひらめきとスピードで次々と用意しているのだ。動きに法則がないが、早い。
殺気立つカウンターをかたずを飲んで見守った。

カウンターのこちら側にまわり、完成した料理をお盆に乗っけ「大変お待たせしました」と客に届けるおばさん。客もいい人そうで嬉しそうにご飯を食べ始めた。
「トーストセットには茶碗蒸しがつかないんですか?」と女性の客がおばさんに問いかける。
「ごめんなさいね、茶碗蒸しきれちゃって・・・」こんな早朝にもうきれてしまったのか!?
「変わりにハムエッグでもお付けしますね」  それも悪くないな、と思った。
ハムエッグがフライパンでパチパチと音をたてている間、俺らのテーブルに料理が届いた。
茶碗蒸しもハムエッグも見当たらず、来たのは「なまたまご」だった。メニューにないサラダもついている。
しかも他の客の魚は小魚一匹だったのが、俺らはアジを半分ずつだった。とみちゃんが頭で俺がしっぽだ。
味噌汁は約2センチ。とてもじゃないがおかわりが出来るかどうか聞けない。
食材が無い中、想像力で料理を用意したおばさんに感動し、その変形したモーニングセットを食べた。
味は普通においしく、残さず全部食べた。

他の客が帰り、俺達もご飯を食べ終わるとおばさんがカウンターから出てきた。
「本当にごめんなさいね、まだオープンしたばっかりでなれていなくて、良かったらこれ粗品ですけどどうぞ」と言って青いハンドタオルを俺ととみちゃんにくれた。
おばさんはすごかった。足りなかった料理の分をタオルで埋めた。確かに、このタオルで足りなかった料理の分が埋まった気がする。
ありがたくそれを頂き、シャカシャカと米を研ぎ始めた音が響く店内をあとにした。

「あつあつほかほか まんぷく亭」。腹は満たされなかったが心が満たされた。
大変お勧めのお店である。

まんぷく亭

高山観光

満たされなかった腹を満たすべく、俺らは土産やめぐりに繰り出した。
観光地は試食天国なのである。
露店の市場を歩き回り、せんべい、げんこつ、餅、漬物、飛騨牛の佃煮等を試食して歩いた。
ここでとみちゃんは「谷松」というお店の「こくせん」というお菓子をお土産に買った。
高山の名物のこくせんだが、このお店のはおいしい。試食のかごをもったおばさんが路上に繰り出し、手渡しで試食させるだけの事はある。
「とりあえず食べてみて!うちのは手作りでおいしいから」と陽気な男性店員。
一度試食をして去ったものの、このおいしさが忘れられずまた戻ってきて、ついには購入してしまったほどだ。

俺は辻家に謎のアーティストの木彫を送ろうと思った。だが日曜のためかあいにく留守であり購入する事が出来なかった。
そのかわり素敵なポストカードを買ったので送ろうと思う。

高山を歩きつくした俺らは、白川郷に向かうべく町を離れた。
今は道の駅「ななもり清見」にいて、ここで朝を迎える予定だ。
空に浮かぶ月が日々膨らんでいる。
一日が終わるのは本当に早いなぁ、と思う。

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出発地 現在地 天候 走行距離 走行時間 総走行距離 朝飯 昼飯 夜飯
高山 清見 13k 1時間30 447.7k 朝定食 カツ丼 ハンバーグ
Copyright© とみちゃん・アラタの自転車旅行記
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