2007年6月22日(金) : 自転車旅行 東京から沖縄へ

【 旅47日目 京都 】

寺田屋

寺田屋

朝起きると天気は予報どおり悪かった。今にも雨は降るだろう。
またさらに悪い事に京都での宿がまだ決まっていないのだ。
泊まる予定だった激安宿が満室になってしまったのだ。
こんな雨の週末、京都という大都会で野営をするのはきびしい。
不安を抱えながら、とりあえず京都方面に向け出発した。

雨はかなり強烈で、道路の轍には水溜りが出来、走るたびに前輪から水しぶきがあがった。
本来雨の場合は、動かないで雨が過ぎ去るのを待つのだが、何分昨夜の寝床が世界遺産の隣りだったので、さすがに二泊は難しかったのだ。
動かなければ良かったかな、という気持ちもあったが、こうも雨に打たれるとだんだん楽しくなってくる。
雨の歌を歌いながら走り、伏見の寺田屋へとたどり着いた。

京都には何度も来ているが、寺田屋に来たのは初めてだった。
寺田屋とは薩摩人が薩摩人を殺したり、竜馬が襲われたりした旅籠だ。
雨だったのが残念だったが、それでもこの辺の町並みにはムードがあり、また近くの柳がずーっと並んだ川もすごく素敵だった。
晴れたらまた来たいと思う。

その後京都駅に着き、インターネットをつなげゲストハウスを探した。
ほとんどのゲストハウスが男女一名ずつ泊まる事が出来なかったが、一軒だけ泊まれる所があった。
それが「京都ゲストハウス東山七条」である。

京都ゲストハウス東山七条

とみちゃんがこのゲストハウスに電話をかけた時、「やさしいおねえさんだった。」と言っていたが、本当にそのとおりここのおねえさんはやさしかった。
オーナーなのか、はたまたそうでないのか詳しい事はわからないが、かなり親切である。自転車を置くスペースも用意してくれた。本当にありがたい。

俺の部屋はドミトリーで四人部屋になり、今日は満室である。
一人は色の黒い筋肉質の男性だ。音楽関係の仕事をしているようで、ここにはもう一ヶ月も泊まりながら仕事をしているらしい。
またアウトドアーマンらしく、テントを干す作業も手伝ってくれた。動きが機敏でかなり慣れているようだ。
ジムに通っているらしく行ってしまった。

もう一人は料理人の男性だ。店を出す準備で京都に来ているらしい。
彼が作ってくれたお好み焼きはかなりおいしかった。しかもデザートに生八橋風のシナモン餅を作ってくれた。
料理が出来る男性には本当に関心してしまう。今二人とも向かいあってノートパソコンをやっている。
とみちゃんの部屋には今日は誰もいないようだ。

このゲストハウスはでかい民家を改造しているようで、キッチンも多いし、広いリビングも和室もあり大変過ごしやすい。俺はかなり気に入った。
お金があればもっと泊まりたいのである。

京都ゲストハウス東山七条

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